TimesTenでは、SNMPを介して問合せや制御を行うことはできません。TimesTenで行うのは、ユーザーのリカバリ・メカニズムを簡素化するため、特定の重大なイベントに対してSNMPトラップを送信することのみです。TimesTenでは、次のイベントに対してトラップを送信できます。
こうしたイベントが発生すると、TimesTenデーモンによってログ・エントリも書き込まれますが、これらのエイトリをSNMPトラップを介して公開することで、ネットワーク管理ソフトウェアで迅速な処置を行うことができる場合があります。
SNMPトラップの生成を有効にするには、snmp.iniファイルの行-enabled 0を削除するか、その行の0を1に変更します。TimesTenは、デフォルトではSNMPトラップを生成しません。これは、繰り返し発生する障害(一杯になったデータ・ストアに新しい行を挿入しようとし続けるアプリケーションなど)の場合に、SNMPトラップの生成によってアプリケーションのパフォーマンスが低下する場合があるためです。
TimesTenは、SNMPv1トラップを送信します。